AIに質問しても「なんだか思った答えと違うな」と感じたことはありませんか?
実はそれ、AIが悪いのではなく、こちらの伝え方=プロンプト(指示文)に原因があるのです。
例えば、部下に仕事を頼んだのに「なんでそうなった?」と唖然とした経験、ありませんか。AIとのやり取りも同じ。こちらの指示があいまいなら、結果もあいまいになります。
この記事では、私が実際にAI(チャッピーと呼んでいます)と会話した事例をもとに、プロンプトの作り方とコツを紹介します。
✅ この記事でわかること
- プロンプト次第でAIの答えが大きく変わる理由
- 曖昧な質問と具体的な質問の実例比較
- 効果的なプロンプトを作る5つのコツ
- 初心者でもすぐ実践できる質問の工夫
AIも人間も“指示次第”
部下に仕事を任せたとき、期待と違う成果が出てきて「誰がそんなこと言ったんだ?」と腹を立てたことはありませんか。
でもよく考えれば、それは自分の指示が不十分だったせい。部下はあなたの言葉を理解しようと努力した結果、違う方向へ進んでしまったのです。
AIも同じです。曖昧なプロンプトでは、誰が答えても曖昧な結果しか返ってきません。
「言わなくてもわかるだろう」は通用しない。AIを本当に活用するには、明確で具体的な指示を出すことが必要です。
実際の会話例 ― プロンプトでこう変わる
質問①:ざっくり聞いた場合
私がAIに伝えたプロンプト:「ブログの書き方を教えて」
AIからの回答(一部抜粋)
- テーマを決める
- 構成を考える(起承転結など)
- 書き方のコツ(見出し・箇条書きを使う)
- 読まれる工夫(タイトルにキーワードを入れる、画像を活用)
- 続けるコツ(まず公開する、ネタ帳を持つ)
👉 一見役立ちそうですが、これでは「一般的なアドバイス」にすぎず、初心者が次に何をすればいいのかが分かりにくいですよね。
質問②:状況を具体的に伝えた場合
私がAIに伝えたプロンプト:「私はブログをはじめたい。全く知識のない初心者です。何から始めればよいのか、具体的に教えてください。」
AIからの回答(一部抜粋)
- サーバー契約(例:エックスサーバー、ConoHa WING)
- ドメイン取得(例:example.com)
- WordPressをインストール
- テーマ選び(Cocoon/SWELL など)
- 初期設定(SEOプラグイン、セキュリティ、バックアップ)
- 記事を書く(自己紹介→読者が役立つ記事)
- 継続(週1更新+アクセス解析)
- 収益化(Google AdSense/アフィリエイトASPに登録)
👉 こちらはすぐに行動できる実用的な答えになっています。同じ「ブログの始め方」というテーマでも、質問の仕方でここまで答えの質が変わるのです。
もっとAIの活用方法を知りたい方は、AIとうまく付き合うための極意|初心者でもできるAI活用方法も参考になります。
効果的なプロンプトのコツ
- 誰のために?(例:初心者、50代、主婦など)
- 目的は?(例:収益化を目指したい、趣味で続けたい)
- 形式を指定する(例:箇条書き、表形式、会話形式)
- 条件を追加する(例:予算5万円、1日30分でできる方法)
- 役割を与える(例:「あなたはプロの編集者です」)
👉 この5つを意識するだけで、返ってくる答えの精度が大きく変わります。
初めてAIを使う人には、AIと二人三脚|おじさんでもできるAI活用の第一歩もおすすめです。
まとめ
AIとの会話は「魔法」ではありません。
- 曖昧な質問 → 曖昧な答え
- 具体的な質問 → 行動できる答え
つまり、プロンプト次第でAIは最高の相棒になるのです。
CTA(行動喚起)
👉 あなたが試して「これはうまくいった!」というプロンプトがあれば、ぜひコメントで教えてください。
👉 次回は「AIチャットが重いときの対策」を紹介します。