【実体験】CPU交換で7年前のPCが快適に!アップグレードの効果と費用まとめ
「古いPCでもCPUを交換すれば快適に使える?」
そんな疑問を持つ方の参考になるように、7年前のデスクトップPCを実際にCPU交換&アップグレードした体験をまとめました。
結論から言うと、CPUだけの交換は難しく、マザーボードやメモリ、場合によってはSSDやグラフィックボードまで交換する大規模改造になることが多いです。
この記事でわかること
- CPU交換は本当に可能なのか?
- アップグレードに必要な知識
- 実際にかかった費用と作業内容
- 7年前のPCがどれくらい快適になったか
CPU交換の基本知識
CPUだけ交換はできない?
まず知っておいてほしいのは、最新のCPUは古いマザーボードにはほぼ対応していないということです。
- 世代ごとにCPUのソケット形状が異なる
- チップセットの仕様が違い、動作しない場合が多い
そのため、CPUを交換するなら マザーボードもセットで交換が必要 になります。
CPUの種類と選び方
CPUは「Intel」と「AMD」の2社が主流です。
- Intel(Core iシリーズ):シェアが多く安定性に定評あり
- AMD(Ryzenシリーズ):コストパフォーマンスが高く、最新世代では性能も同等以上
さらに、用途別の目安は以下の通りです。
- Core i3 / Ryzen 3 → ネット・軽作業向け
- Core i5 / Ryzen 5 → ビジネス・動画閲覧・軽い編集向け
- Core i7 / Ryzen 7 → 動画編集やゲームなど高負荷作業向け
自分のPCのCPUを確認する方法
Windowsの場合:
- スタートを右クリック → 「システム」を開く
- 「プロセッサー」の欄をチェック
例えば「Intel Core i5-4670k」なら第4世代CPUです。
一方で、現在の最新は第12世代以降なので、大きな差があります。
AMD Ryzenなら第1世代でもまだ使えますが、最新世代に交換する価値は十分あります。
アップグレードを決断した理由
筆者の場合は、Adobe Premiere Pro の推奨環境がきっかけでした。
必要条件は「第7世代以降のCPU」でしたが、手持ちのPCは「第4世代」。
そのため、起動時に警告が出て動画編集ができなくなり、アップグレードを決断しました。
実際に交換したパーツと費用
パーツ | 型番 | 価格 |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 5 3600 | 21,800円 |
マザーボード | MSI B450 GAMING PLUS MAX | 9,988円 |
SSD | PLEXTOR 512GB NVMe | 12,980円 |
メモリ | DDR4 8GB×2 | 7,180円 |
グラフィックボード | GTX 1660 | 20,537円 |
💰 合計:約72,477円
※ 同等スペック新品PC:約11万円 → 約3万円の節約
作業の流れ(概要)
作業の大まかな手順は次の通りです。
- PCを分解(ホコリ掃除も忘れずに)
- マザーボードにCPU・クーラー・メモリを取り付け
- ケースにマザーボードを固定
- GPUを取り付け
- 電源・USB・SATAなどの各種ケーブルを接続
- 起動確認
👉 ドライバー1本で可能ですが、マニュアルを確認しながら作業することが重要です。
アップグレード後の効果
今回のアップグレード後には、具体的に次のような改善がありました。
- Premiere Proが正常に動作(警告なし)
- 起動・終了が爆速化(SSD効果大)
- ブルースクリーンが消えた(安定性アップ)
- 複数アプリ同時起動でも快適(メモリ増設+CPU性能向上)
結果として、7年前のPCとは思えないほど快適になりました。
ノートPCの場合は?
残念ながら、ノートPCのCPU交換は不可能です。
理由は以下の通りです。
- CPUがマザーボード直付け(BGA)
- 部品が流通していない
- 冷却・電源設計上リスクが高い
ただし、ノートPCを延命したいなら SSD換装 をおすすめします。
約1万円の投資で、体感速度が大幅に改善します。
まとめ
- デスクトップPCならCPU交換+周辺パーツの刷新で快適化可能
- 約7万円で最新PC並みの性能に近づけた
- ノートPCはCPU交換不可 → SSD換装か買い替えがベスト
👉 「買い替え」か「アップグレード」か迷っている方は、この記事を参考に検討してみてください。