「光回線なのにWi-Fiが遅い…」そんな悩みありませんか?
実はその原因、無線LANカードの古さかもしれません。この記事では、Wi-Fiが遅い時に見直すべき無線LANカードについて、種類や選び方、交換手順を初心者向けに解説します。
無線LANカードとは?
そもそも「無線LANカード」とは、PCを無線でインターネットに接続するための部品です。
ノートパソコンだけでなく、デスクトップPCでも無線LANカードを使えばWi-Fi接続が可能になります。
自宅でパソコンにLANケーブルを挿さずにネットが使えているなら、その裏で活躍しているのがこのカード。Wi-Fiの性能を決める重要なパーツなんです。
Wi-Fi接続と無線LANカードの関係
「Wi-Fiが遅いなぁ」と思った時、まず回線やルーターを疑う方が多いですが、意外と盲点なのがPC側の無線LANカードです。
古いカードを使っていると、新しいWi-Fi規格に対応できず、通信速度が頭打ちになってしまいます。
無線LANカードの種類
無線LANカードには大きく分けて 内蔵タイプ と 外付けタイプ があります。
内蔵タイプ
- PC本体の中に組み込むタイプ
- 無線機能付きノートPCに多い
- Amazonでも2,000円前後で入手可能
外付けタイプの無線LAN機器(2025年最新版)
USB端子に差し込むだけでWi-Fi接続ができる「外付け無線LAN子機」。初心者にも扱いやすく、最近では Wi-Fi 6対応やWi-Fi 7対応モデル が登場しています。
外付け無線LAN機器のメリット
- USBに挿すだけで使える(ドライバーも自動認識されやすい)
- 複数PCで使い回せる(差し替えるだけ)
- デスクトップPCにも対応(無線機能がないPCでもWi-Fi化可能)
- 価格が手頃(2,000〜3,000円台から購入可能)
デメリット
- USBポートを1つ占有
- コンパクトモデルは電波受信が弱め
- 小型な分、紛失のリスクあり
最新のおすすめUSB無線LANアダプター(2025年版)
- MSI BE6500(Wi-Fi 7対応)
最大2,880Mbpsの超高速通信に対応。将来性を重視する方におすすめ。
👉 Wi-Fi 7の特徴とメリットを詳しく解説 - BUFFALO WI-U2-433DMS(Wi-Fi 5対応)
日本メーカー製で安定性重視。小型&持ち運びに便利。
👉 BUFFALO WI-U2-433DMSをチェックする - エレコム WDC-867DU3S(Wi-Fi 5/USB3.0対応)
最大867Mbps、小型で省スペース。USB3.0対応で高速通信。
👉 Wi-Fi 6とは?初心者向け解説とルーターの選び方
Wi-Fiの規格を知ろう
Wi-Fiには「規格」があり、速度や安定性に差があります。古いPCは古い規格までしか対応できないため、無線LANカード交換で改善する可能性大です。
代表的な規格は以下の通り:
- 802.11b:最大11Mbps(2.4GHz)
- 802.11g:最大54Mbps(2.4GHz)
- 802.11a:最大54Mbps(5GHz)
- 802.11n:最大300Mbps(2.4/5GHz)
- 802.11ac:最大6.9Gbps(5GHz)
- 802.11ax(Wi-Fi6):最新規格、さらに高速
もしルーターや回線が速くても、PC側のカードが古ければ性能を引き出せません。
Wi-Fiルーターとの相性も大事
「無線LANカード」だけでなく、「Wi-Fiルーター」や「回線速度」もセットで考える必要があります。
最高のパフォーマンスを求めるなら、Wi-Fi6対応のルーター+最新カード+1Gbps以上の光回線が理想です。
無線LANカードの選び方
購入前にチェックすべきは以下の3点です:
- サイズ(mini PCI、mini PCIe、M.2 など)
- 端子の規格
- 自分のPCに取り付け可能かどうか
必ず取扱説明書やメーカーサイトで確認してから購入しましょう。
無線LANカード交換の手順
ここでは実際に「dynabook T451(2012年モデル)」での手順を例にします。
- PCの電源とバッテリーを外す
- 静電気を放電してから作業開始
- 裏カバーを開ける
- LANカードに繋がるアンテナ線を外す
- ネジを外してカードを取り外す
- 新しいカードを差し込み、逆の手順で取り付け
最後にドライバーを自動更新し、Wi-Fi接続を有効化すればOKです。
Wi-Fiスピードをチェックしよう
交換後は「スピードテスト」で速度を確認してみましょう。
私の場合、27Mbps → 50〜60Mbps に改善し、接続も安定しました。
スピード改善だけじゃないメリット
無線LANカードを交換すると、速度だけでなく次のような効果も期待できます:
- 接続切れが減る
- ネットの読み込みが安定する
- カーソルが「クルクル」する時間が減る
費用も安く、作業も簡単なので、Wi-Fiに不満があるなら試してみる価値ありです。
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